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どんな権威=影響力をもちたいですか?

昨日までに、賞罰の危険性についてお伝えしてきました。

 

 

賞罰を使うためには、親が権力を持っていることが必要だということを、初めに書きま

した。

 

ここで、権力について、少し触れておきたいと思います。

 

親業の講座では、「親の権威」について学習するとろがあります。

権威には2種類の意味があり、1つは権力としての権威です。力でもって、子どもを思う

とおりに動かそうとするものです。

賞罰を使います。

 

もう一つは、影響力としての権威です。

権威のある人と聞いたら、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?

 

その道のエキスパート、周りから認められている人。

人格者。

地位の高い人。

などでしょうか。

 

その人の人柄や知識の高さに触れ、こんな人になってみたいと思ったりします。意識し

ていなくても、その人から多くの影響を受けて、行動が変わるということもあります。

 

親業では、影響力の方の権威を大切にしていこうと言っています。

 

力をふるう権力の方の権威をずっと使っていると、かえって権威の失墜を招いてしまう

ことになりかねないのです。

 

 

何についてでもいいのです。

子どもにとって、権威となれる親になってみませんか。

 

皆さんは、どんな権威=影響力をもちたいですか?

一人の人間として子どもに接していくことは、かえって本物の親の権威を子どもに感じ

させていくのではないでしょうか。

 

 

明日は、賞罰を使わずに、一人の人間として子どもに接する方法をお伝えします。

 

 

 

本間 恵

ほめることの危険性

今日は、ほめることの危険性についてです。

 

 

「ほめて育てよう」とは、よく聞く言葉ですね。

 

「今日はいい子だったね。」

「ピアノが上手くなってきたね。」

「計算がよくできるようになったね。」

 

親が子どもにほめ言葉を使う時、子どもを親の望む方向へと変えよう、というのが主な

目的であることが多いとゴードン博士は言っています。

 

もっとよくやるように意欲を持たせたい。

この調子でいい成績を続けさせたい。

こんな気持ちは、多くの親が思うところではないでしょうか。

 

そんなときのほめ言葉には、はっきりとは口には出さないのですが、親の目的が隠され

ているということです。

 

例えば、「今日はいつもよりも丁寧に部屋を片付けたね。」とほめたとします。

しかし、親の本音が

「ほとんどの時は、いいかげんに片付けていて、それが気に入らない。もっときちんと

    片づけてほしい。」

だとすると、それが子どもに、ちゃんと伝わってしまうのです。

 

子「いつもより丁寧って、どう意味?いつもと同じじゃない。」

親「いつも丁寧っていうわけじゃないでしょ。」

子「じゃあ、いつだめだったの?!」

 

こんなふうに子どもは、親の自分への批判や自分を変えたいと思っていることを感じて

しまいます。そうすると、子どもは親に反発をしたり、無視をするようになってしまう

のです。親の正直な、肯定的なメッセージも、素直に受け止めることができなくなって

しまうこともあります。

 

 

思春期の多感な時に、同じような例を見聞きしたことはありませんか?

 

 

もう一つの危険性は、ほめ言葉が子ども自身の自己評価と一致しない場合にあります。

 

親「発表、上手にできたね。すごいじゃない!」

子「そんなにすごくないよ。Aちゃんの方が、もっとすごいもん。」

 「お母さんがそう思うだけだよ。」

 「自分は、ダメだって思ってるのに、いい気持ちにさせようと思って、そう言ってる

       だけだよ!」

 

このように、子どもはイヤな気持ちでいるのに、ほめ言葉をかけられると、親は本当は

理解していないと感じ、それ以上は話したくなくなってしまうのです。ほめ言葉がこの

場合、親子のコミュニケーションを妨げてしまうのです。

 

また、子どもが悩みを打ち明けたときにほめても、同じようにもう話す気が無くなって

しまいます。本当に抱えている問題が見えなくなってしまうこともあります。

 

 

ほかの危険性としては、競争意識をあおってしまうということです。

 

兄弟の誰かかがほめられたとします。

でも、自分はほめられなかった。

そんなとき、どんなきもちになるでしょうか?

 

やきもち、反発、怒りを感じることだってあるかもしれません。ほめられないと、自分

が拒否されたと同じように感じることがあるのです。

「ぼくより、弟の方が好きなんだ!」

と、兄弟の間で競争が激しくなってしまうのです。

 

危険性はまだあります。

ほめて育ててばかりいると、自分で決めて行動する力が育ちにくいのです。

 

親のほめ言葉に強く依存して育つと、重要な人生の決定のときに、自分の意志で決定で

きないことがあります。一生の仕事を選ぶのに、親の望みにしたがって決めてしまい、

後で後悔することになりかねないのです。

 

多くの親は、子どもの自立を望んでいると思います。しかし、子どもをほめるというこ

とは、親に認められなくてはならないという気持ちを強化することになりかねないので

す。すると子どもは、自分で考える力を伸ばせなくなってしまうのです。

 

 

では、ほめ言葉を使わずに、お伝えしたような危険性を冒さないで、どんな言葉で対応

したらいいのでしょうか。

 

 

続きは明日です。

 

 

本間 恵

今年度の学校勤務の最後の日

今日は今年度の学校勤務の最後の日でした。

学校行事を見に行くことはありますが、教室で教えるのは最後です。

 

胸がいっぱいなので、今日は学校のことを書きます。

ほめるについては、また明日書きます。

 

 

今年は、4年生のクラスに入っていました。

初任の先生が初任研で1日いないので、その後補充として1日教えます。

 

2組の子たちは、全体としては落ち着いています。初任の先生が、がんばっている証拠

です。でも、いろいろな子達がいます。

 

いわゆる発達障害の子もいますし、個性の強い子もいます。毎日、トラブルがない日は

ありません。

 

でも、トラブルがあっても、クラスの誰かが手助けしてくれるんです。

私も本当に助けられています。

みんな、どうもありがとう!!

 

 

先生の出番もたくさんあります。毎日、親業の方法を使っています。

親業の方法を知ってからは、子どものトラブルがあっても、自分の軸がよりぶれなくな

りました。

 

 

「聞く・話す・対立を解く」

どれもフル回転で使います。

 

中でも多く使うのは、「聞く」方法です。

問題を抱える子どもは、自分を受け入れてほしいと思っている子が多いのです。

丁寧に聞いて受け止めていくと、子どもは自分が受け入れられたと感じるんですね。

心を開いて、胸の内を話してくれます。

 

 

私に対して、心を開き思いを話してくれるなんて、本当にありがたいことです。

私も真剣に関わってきました。

 

 

毎回、子ども達と過ごすことが楽しかったです。

 

今日はみんなが1枚ずつ手紙を書いて、まとめたものをプレゼントしてくれました。

うれしくて涙が出ました。ほかにも、いろいろプレゼントしてくれました。

みんな、どうもありがとう。

ずっと大切にしますね。

 

 

今度会えるのは、2分の1成人式の日です。授業参観で、学年で発表するのです。

みんなが見に来てねと言ってくれたので、喜んで行かせてもらいます。

また会えると思うと、楽しみでワクワクします。

 

 

私は、子ども達と過ごすことが、本当に好きなんです。

1番充実していて、好きな時間です。(我が子と過ごす時間を除いてですけどね。)

 

 

子ども達が、わかった!できた!と、笑顔を見せてくれることが、何よりの喜びです。

その一瞬を一緒に味わえるなんて、なんて幸せなのでしょうか!

 

そう考えると、親業訓練の講座も同じだなあと思うのです。

 

受講生の方が、悩んだり迷ったりするのに寄り添い、見守る。そして、ご自身で気づか

れていく姿を見ることができる。

そうか!なるほど、こういうことか!と気づいたときの目の輝きは、子どもも大人も変

わりません。

 

 

私は、人が好きなんです。

 

 

人が懸命に生きていく。

そのために、なにか力になれることがしたい。

それが、私が人生でしたいことなのです。

 

今日は、寂しさと喜びの両方を抱えながら、眠りにつきたいと思います。

みんなの笑顔が浮かんできます。

みんな、大好きだよ。

 

 

 

本間 恵

賞の危険性

今日は賞の危険性についてお伝えします。

 

 

子どもの行動をコントロールするために、賞を使うことは多いのではないでしょうか。

 

ゴードン博士はその危険性について、述べています。

その中から、いくつかを取り上げてみます。

 

まず、賞を頻繁にもらう子どもは、親が喜ぶことだけを選んでするようになります。親

が喜びそうにないことは、しないようになります。こういう子どもは、自分で考えた

り、創り出したりする力が育ちにくいと言われています。

 

つまり、賞をたくさん与えながら育てると、賞がなければ自分の行動の結果に、喜びを

得られなくなってしまう危険性があるのです。

 

勝って表彰されなければ、スポーツを楽しめない。

見返りがなかったら、他人には優しくしない。

いい成績が取れなかったら、勉強する気がおきない。

 

このように、賞は子どもの自発的なヤル気をも崩してしまうのです。

 

賞には大きく分けると2種類あって、もので与える賞と、ほめるという言葉で与える賞

があります。

 

よくほめて育てようという言葉がありますが、ほめるということもよく考えて行わない

と、やはり危険があるのです。

 

 

明日は、ほめることについてお伝えします。

 

 

 

本間 恵

しつけ ~賞罰~

今日は、しつけについての続きです。

 

 

しつけというと、方法としていろいろあると思いますが、その中の一つに、賞罰というものがあります。

 

賞は、親の望む行動をしたときに、ごほうびをあげたり、ほめたりするものです。

 

罰は、親の望まない行動をしたときに、子どもが恐れるものを与えるものです。また、

親の望まない行動をしないように、「~したら~だからね。」と罰を与えること

を言っておいたりもします。

 

賞罰は、どちらも親の意のままに子どもを操っていこうとする意図があります。この賞

罰について、ゴードン博士は多くの危険性を説いています。

 

この危険性について、お伝えしていきます。

 

賞罰によって、子どもをしつけようとするには、親の権力が必要になります。

力でいうことをきかせるということです。

 

こういう権力を使う親は、子どもを思うままに動かすために、あの手この手で工夫をす

る必要に迫られます。年齢に応じて、いろいろな賞罰を用意しておかなくてはならない

のです。

 

そして、子どもが大きくなってくると、だんだん強い権力が必要になってきます。親は

強い権力を持とうと、賞罰をどんどん大きくしていきます。しかし、いつかは親の与え

る賞に魅力を感じなくなり、罰が怖いものではなくなる時が来ます。

 

もう、親に子どもをコントロールする力はなくなってしまうのです。

 

罰について、ゴードン博士は、自分より力のある人が何かを自分に押し付けてきたとき

に、人間のとる反応はだいたい次の12に分類できると書いています。

 

1-反抗

2-うらみ、敵意

3-報復、反撃

4-ウソをつく

5-告げ口

6-弱いものいじめ

7-負けず嫌い

8-対抗戦線を張る

9-従順

10-ご機嫌取り

11-同調、創造性の欠如、新しいことへの挑戦を怖れる

12-想像の世界に逃げる

 

力で子どもに迫ることは、こんなふうな反応を子どもに呼びおこすことになるのです。

人間関係や、子どもの人格形成に悪影響があるのです。

 

 

いうことを聞く素直な子と喜んでいても、実は子どもの心に育つのは、従順か反抗とな

る危険性があります。自分で考える力は育って行かないのです。

 

 

明日は、賞の危険性についてお伝えします。

 

 

 

本間 恵

 

親業体験会

今日は、親業体験会がありました。

 

日曜とあって、お父さんも一緒の参加が多かったです。パパママとお子さんで、ご家族

の参加が3組ありました。ほかにも、4名のお母さん。お子さんをご主人が見てくれてい

るそうです。

 

最近は、お父さんの参加も結構あります。

ご夫婦、家族連れ、お父さんだけの参加もあるんですよ。

 

「妻とのコミュニケーションをよくしていきたいので、学んでいます。」

という方がいらしたことがあって、参加した方から拍手が起こったことがあります。

 

今日参加の方々は、子どもがまだ5カ月なので、これからに生かしていきたい。

怒ってばかりの自分を変えたい。

子どもとの関係を良くしていきたい。

などなど、参加される理由は様々です。

 

本来なら、24時間のプログラムの内容ですが、

体験会は90分という短い時間です。

 

今日は「聞く」というところを多めに、「話す」についてもお伝えしました。

 

ペアでロールプレイもしていきます。

感想を交換し合ったり、全体でのシェアリングも行います。

 

90分はあっという間です。

 

私は、体験会や講演会で最後に必ず、肯定のわたしメッセージをつくるという時間をと

っています。肯定のわたしメッセージとは、親のうれしい、感激した、喜びなどの肯定

的な感情を、私を主語にして伝えていくものです。

 

レジュメに書く時間をとり、ペアで伝える練習もします。気恥ずかしくて言えないとい

う方も、一度声に出して練習してみると、実際に言ってみようという気持ちになりやす

いようです。皆さんが笑顔になる、温かい時間なので、毎回取り入れています。

 

終ったあとは、個人的に質問される方とお話をします。涙を浮かべながら話される方も

いらっしゃいます。でも、帰るときに笑顔を見せてくださると、本当にうれしいです。

 

体験会で大事にしていることは、初めて親業を知る方がほとんどなので、あまり難しく

伝えずに、できるだけ理解しやすいようにお伝えするということです。

 

そして、なにか一つでもこの方法を持ち帰って、試していただけたらなということが願いです。

 

もちろん、親業の講座のご紹介もします。

講座案内も資料に入れてあります。

講座の希望がありますように…!

 

 

今日の体験会のアンケートに、こんな感想を書いてくださっていました。

 

・普段子どもに当たり前に使っていた言葉も、よくなかったかなと思うのが沢山あっ

   て、子どもの気持ちになって考えることができてよかった。

・実際の話し方と理論を教えていただけて良かったです。

・とても参考になるお話ばかりだったのですが、自分の子に目がいってしまって、

 集中して聞けずに残念でした。次の機会があれば、ゆっくりお聞きしたいです。

・誰にでも使えるなと思った。(子どもだけでなく主人にも対しても…)

・納得の連続でした。

 

等です。書いてくださった方に、ありがとうございます!と伝えたいです。

 

 

お子さん連れでも参加できますが、託児があればもっと参加しやすいのにな…と思いま

す。将来は、協力者が増えて、見守りの託児くらいはできるといいなと思います。

 

 

次回の体験会は、2月27日(月)鎌ケ谷市東部学習センターで行います。

まだ、お申込みは無いですが…(;^ω^)

 

公民館5か所にチラシを貼らせていただいています。

あと、鎌ケ谷駅前のレストランに1軒、チラシを置かせていただいています。

保育園に勤めている、教え子のお母さんが、保育園に掲示してくださっています。

 

後は、以前に参加してくださった方に、ご案内のメールを送ろうと思います。

 

宣伝・広報の方法が今後の課題です。

あっ!鎌ケ谷で4月24日に行う体験会は、地域新聞のイベント情報に掲載できること

になりました。ポストに無料で入っているコミュニティーペーパーです。

市川で行うのも、秋には掲載してもらえるようにしたいです。

 

 

参加があるといいなと思っています。

今日は、体験会報告になってしまいました。

 

 

 

本間 恵

効果的なしつけは・・・

今日は、しつけについての続きです。

 

 

しつけをするのに効果が高い時は、親も子も、困っていることがない時です。

親業では、「問題なし」とよんでいます。

 

 

例えば、片付けについて。

 

子どもに片づけの週間を身につけさせたかったら、遊び終わって、一緒に片付けをして

いくんです。そこで、片付け方を一緒にやりながら、教えていきます。

 

くり返し一緒にやっていきます。そこで、お母さんの思いも一緒に伝えていくのです。

物を大切にすることや、どうしてこんなふうに片付けるのか、等などです。

理由がわかると、子どもは納得しやすいのです。

 

そのうち、自分でやるというかもしれません。もしくは、自分でできそうかなという時

に、「一人でやってみる?」と促すこともできます。子どもが「うん」と言えば、やら

せて見守りましょう。その時に、全部やる必要はないですよ。

一つひとつでいいのです。

 

 

ポイントは、あせらないことです。

 

 

そして、1つできたら、認めていってあげてくださいね。

「かたづけられたね」

「ママ、うれしいな」

「きれいになって、気持ちいいね」

親のうれしい気持ちが伝わると、子どもは自分に自信を持ちやすいのです。

 

 

もしまだ上手くできない時は、一緒にやっていいんですよ。

甘やかしとかではありません。

そうやって、親と一緒にやることで、安心して覚えていくのです。

自信がついてくると、ちゃんと、「一人でやる」という時がきます。

 

 

片付けだけでなく、他のことも同じです。

 

 

でも、上手くいかなくて、子どもがイライラすることもあるかもしれません。

そんなときは、気持ちを聞いて受け止めていきます。

 

 

お母さんがイライラしちゃったら、お母さんの思いを伝えていきます。

 

 

そして、お互いが落ち着いたら、そこでどうしようかと考えます。

そこで決めたことを実行していくことも、しつけの一部になるかもしれませんね。

 

 

しつけに効果的なのは、親も子も問題なしのとき。

一度試してみませんか?

 

 

 

本間 恵