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不登校の子のお父さん・お母さんに伝えたいこと ~「受動的な聞き方」と「能動的な聞き方」~

今日は、悩んでいる子の話をどんなふうに聞いたらいいのかということについてです。

 

 

親業には、「受動的な聞き方」と「能動的な聞き方」の二つがあるとお伝えしました。

 

 

「受動的な聞き方」には、

・沈黙

・あいづち

・促し(心の扉を開く聞き方)

があります。

 

 

沈黙は、黙って最後まで聞くことです。

あいづちは、意見を言わずに「そうなの」「それで?」「うん」「そう」などの言葉で

す。

促しは、「話してみて」「聞いてほしいことがあるの?」「どう思ったの?」などで

す。

 

 

沈黙とあいづちは、相手が話やすくなる雰囲気を作ります。

促しは、話しの最初の段階で、相手に話をすすめる役目をします。

 

 

この受動的な聞き方だけでも相手が話やすくなる効果はありますが、

限界があります。

 

 

この限界のないのが「能動的な聞き方」です。

受動的な聞き方が、受け身のものであるのに対し、能動的な聞き方は、もっと積極的に

相手に働きかけ、話をしやすくしていきます。

 

 

「能動的な聞き方」

・くり返す

・言いかえる

・気持ちをくむ

の三つです。

 

 

例えば、子どもが「成績が下がっちゃった」と言ったとします。

 

 

くり返すですと、「成績が下がっちゃったんだね」

と、子どもの言った言葉を返していきます。

 

 

言いかえるは、「思ったような成績がとれなかったんだね」

と、親が違う言葉に言いかえて返していきます。

 

 

気持ちをくむは、「成績が下がって、ガッカリしてるんだね」

と子どもの気持ちを理解して、返していきます。

 

 

どれも大切なのは、共感するということです。

相手の立場に身を置き、相手の気持ちを想像し、味わいます。

そして、「あなたは、こう感じているのね」と確認をとっていく聞き方です。

 

 

能動的な聞き方の効果として、子どもが問題と向き合い、自分で解決していけるように

なるということです。

また、子どもにとって、自分を理解しようとしてくれているということが、安心感を生

み、親を信頼するようになります。

より親密で、温かい関係が作れるのです。

 

 

不登校の子たちは、学校に行かなくちゃとは思っている子がほとんどです。

でも、行くことができないのです。

なので、自分を責めたり、自己肯定感が低くなってしまう場合があります。

 

 

そんなときに、ありのままの気持ちを聞いてくれたら、どんなにホッとするでしょう

か。そして、聞いてもらって落ち着いてくると、今度は自分で考え始めるのです。

 

 

そんな手助けを、親は聞くことでできるのです。

 

 

 

本間 恵