効果的なしつけは・・・
今日は、しつけについての続きです。
しつけをするのに効果が高い時は、親も子も、困っていることがない時です。
親業では、「問題なし」とよんでいます。
例えば、片付けについて。
子どもに片づけの週間を身につけさせたかったら、遊び終わって、一緒に片付けをして
いくんです。そこで、片付け方を一緒にやりながら、教えていきます。
くり返し一緒にやっていきます。そこで、お母さんの思いも一緒に伝えていくのです。
物を大切にすることや、どうしてこんなふうに片付けるのか、等などです。
理由がわかると、子どもは納得しやすいのです。
そのうち、自分でやるというかもしれません。もしくは、自分でできそうかなという時
に、「一人でやってみる?」と促すこともできます。子どもが「うん」と言えば、やら
せて見守りましょう。その時に、全部やる必要はないですよ。
一つひとつでいいのです。
ポイントは、あせらないことです。
そして、1つできたら、認めていってあげてくださいね。
「かたづけられたね」
「ママ、うれしいな」
「きれいになって、気持ちいいね」
親のうれしい気持ちが伝わると、子どもは自分に自信を持ちやすいのです。
もしまだ上手くできない時は、一緒にやっていいんですよ。
甘やかしとかではありません。
そうやって、親と一緒にやることで、安心して覚えていくのです。
自信がついてくると、ちゃんと、「一人でやる」という時がきます。
片付けだけでなく、他のことも同じです。
でも、上手くいかなくて、子どもがイライラすることもあるかもしれません。
そんなときは、気持ちを聞いて受け止めていきます。
お母さんがイライラしちゃったら、お母さんの思いを伝えていきます。
そして、お互いが落ち着いたら、そこでどうしようかと考えます。
そこで決めたことを実行していくことも、しつけの一部になるかもしれませんね。
しつけに効果的なのは、親も子も問題なしのとき。
一度試してみませんか?
本間 恵