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親子の対立を解決するために

人が2人いれば対立がおこるのは当たり前とゴードン博士は言っています。

ですので、親子が対立するのは当然のことなのです。

 

 

問題は、対立がおきないようにするのではなく、対立がおきたときに、

「どうやってそれを解決するか」が重要だということです。

 

 

親子が対立したとき、ふつう親は、それを力で解決しようとします。

親が勝つか、子が勝つか、どちらかが勝ってどちらかが負ける形です。

 

 

ゴードン博士は、親子の対立の解決の仕方から、親を3つの型に分類しました。

・親が勝つ型

・親が負ける型

・2つの型の間を揺れ動く動揺型

この3つの型は、どれも親子双方に不満が残ってしまいます。

 

親が勝つ型は、いつも子どもに勝ちます。

親の思うとおりに子どもを動かそうとします。

得意な態度は、命令「〜しなさい」と禁止「ダメッ」です。

テレビを観ていると、「勉強しなさい」

ゆっくりご飯を食べていると、「早くしなさい」

なにか買ってと頼むと理由も聞かずに「ダメッ」と一言で終わる親です。

 

親が負ける型は、いつも子どもに負けます。

初めは親の考えを口にしても、結局は子どもの言いなりになってしまいます。

得意な態度は、「しょうがないわねえ、好きなようにしなさい」です。

とにかく、子どもが頑張って自分の言い分を主張していると、親の方が折れてくれす。

 

動揺型の親は、勝ち型と負け型の間をウロウロします。

昨日は親が頑張って勝ったけど、今日は子どもに負けてしまったわ、と子どもと戦いな

がら毎日を過ごす親です。ほとんどの親がこの型に入っているのではないでしょうか。

 

あるいは、父親が勝つ型、母親が負け型という家庭や、その反対もあるでしょう。

上の子と下の子でも、気づかずに子どもの間に差をつけているかもしれません。

 

 

勝ち型、負け型、動揺型の親からは、いったいどんな子どもが育つでしょう。

皆さんの親は、どのタイプでしたか?

 

親が勝ち型ですと、子どもは強く反発するか、親の言うことに従う、依存的な子どもに

なることが多いようです。

 

親が負け型の子どもは、わがままでコントロールのきかない子どもになりやすいので

す。なんでも自分の思うままにすることに慣れた子どもです。

 

親子関係においては、子どもは自分の好きにできるから満足しているかというと、実は

そうでもないようです。自分に真剣に関わろうとしない親に愛情不足を感じ、実はさみ

しさを抱いている場合もあります。

 

そして、親の自分への関心を引き出すために、ますますわがままを言うことも珍しくな

いです。そうすると、ますます親は、子どもに対して愛情を持ち続けるのが難しくなっ

てきます。

 

動揺型は、親子の間で常に勝つか負けるかの闘争が起こります。

解決の仕方に一貫性がないので、お互いに相手に対する信頼感が育ちにくいのです。

親子関係が崩れてしまいます。

 

 

親業には対立を解決するのに、勝負ありではないやり方があります。

「勝負なし法」と呼んでいます。

親子の間で勝負をつけずに、親子がともに良いと思う解決を、親子が一緒に探す方法で

す。

 

 

明日は、「勝負なし法」について詳しくお伝えします。

 

 

 

本間 恵