受験真っ只中のお母さんに伝えたいこと ~受動的な聞き方~

今日は、「受験真っ只中のお母さんに伝えたいこと」その2です

 

 

子どもが不安を抱えているときに使える、「能動的な聞き方」ということをご紹介しま

した。気持ちを共感して、受け止めて、言葉で返していく聞き方でした。

「聞く」という方法には、別の聞き方もあります。

 

 

それは、「受動的な聞き方」というものです。

・沈黙

・あいづち

・促し

の三つです。

 

 

沈黙は、黙って最後まで聞いていくことです。

黙って側にいるということも、沈黙の1つです。

 

 

あいづちは「そう」「そうなんだ」「それで」と聞いていきます。

皆さんも、多く使われていることと思います。

 

 

促しは、「心の扉を開く言葉」とも言って、相手が話をしやすくなるように、

促す聞き方です。

「何かあったの」「良かったら、話してみない」「どんな気持ちだったの」

などと聞いていきます。

 

 

この受動的な聞き方も、子どもが安心して心の内を話やすくなる効果があります。

 

 

例えば、子どもが黙っているとき。

そんなときにどうやって聞いたらいいの?と思われるかもしれません。

 

 

でも、ただそばにいて見守るということもできますね。

沈黙の1つです。

 

 

黙っているときも、子どもは何かしら考えているものです。

その、考えている時間を、尊重していきたいのです。

子どもも一人の人間です。悩み、考えながら、成長しているのです。

 

 

「聞く」ということで、子どもを尊重している親の気持ちが伝わるのですね。

そうすると子どもは、親から愛されていると感じるのです。

愛されている子どもは、自己肯定感が育ちます。

 

 

受験真っ只中のいまだからこそ、親の愛情がしっかりと伝わるチャンスなのです。

受験は、親にとっても大変な時ですね。その大変な時を、親子の信頼関係を強く深くし

ていく、チャンスに変えていきませんか?

 

 

それが、「聞く」ということで出来るのです。