受験真っ只中のわが子の話

受験真っ只中のわが子の話です。

 

娘の第1志望の結果は、不合格でした。

難関校でしたので、娘にとっては大チャレンジでした。

 

今日は、午前中落ち込んでいた娘。

 

「やっぱり行きたかったなあ~。」

「受かったAとBは行きたくないなあ~。」

 

その言葉を聞いて、私は切なくなってしまいました。

何とか受からせてあげたかった!

 

まあ、私が決めることではないんですが…。

 

親として、こんな時に何ができるのか、考えてしまいます。

 

一緒に落ち込むことは簡単です。

ああすればよかったかな。こうしたらよかったかな。と考えてしまいます。

口に出したくなってしまいます。

 

でも、それは結局、自分の気持ちを落ち着かせたくて納得させたくて、言いたいだけな

のです。

 

娘に言ったところで、彼女が一生懸命乗り越えようとしているのを、邪魔してしまうだ

けなのは、わかりきったことです。

 

だから、言わない選択をします。

私の心の中で、解決するしかないのです。

 

 

心配事はまだあります。

第1志望でなかった高校に行って、本人が満足するのかということです。

 

親ってのは、そんなことも心配になってしまうのですね。

自分でも、今そんなこと考えてどうするの?と苦笑してしまいます。

 

でも、思ったんです。

私が心配するということは、子どもを信用していないことと同じなんじゃないかという

ことです。

 

私が、娘のこれからを予想できるぐらい、私は人生を知っているのか?ということで

す。

 

娘の可能性は、娘本人が決めることです。

苦しい時こそ、成長するチャンスなのです。

 

私ができることは、娘が悩んだり落ち込んだりする時間を、必要な時間として保障し、

見守るということです。

 

娘が一番苦しんでいるんだと考え、気持ちを受け止め、そのままを受け入れていこうと

思います。

 

 

こんなふうな考えを教えてくれたのは、親業でした。

学んできて良かったと心から思います。

 

 

今、娘がしていること。

バレンタインの友チョコを作りながら、いろいろなことを話しています。

 

自分で自分の気持ちと向き合って、考えているようです。

それを言葉で出すことで、感情を発散させている様子。

 

その姿を見ていると、子どもはちゃんと乗り越えられる力を持っているんだなぁ。

親よりずっと前向きに生きているなぁと感じます。

 

 

子どもはどんどん成長して、そのうち親を超えていくんですね。

いつまでも親を頼っていた、小さい子どもではありません。

 

ちょっぴりさみしいですが、うれしさの方が大きいです。

 

がんばってるね、娘。

母は、いつでも応援しているよ。

 

 

 

本間 恵