どんな権威=影響力をもちたいですか?
昨日までに、賞罰の危険性についてお伝えしてきました。
賞罰を使うためには、親が権力を持っていることが必要だということを、初めに書きま
した。
ここで、権力について、少し触れておきたいと思います。
親業の講座では、「親の権威」について学習するとろがあります。
権威には2種類の意味があり、1つは権力としての権威です。力でもって、子どもを思う
とおりに動かそうとするものです。
賞罰を使います。
もう一つは、影響力としての権威です。
権威のある人と聞いたら、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?
その道のエキスパート、周りから認められている人。
人格者。
地位の高い人。
などでしょうか。
その人の人柄や知識の高さに触れ、こんな人になってみたいと思ったりします。意識し
ていなくても、その人から多くの影響を受けて、行動が変わるということもあります。
親業では、影響力の方の権威を大切にしていこうと言っています。
力をふるう権力の方の権威をずっと使っていると、かえって権威の失墜を招いてしまう
ことになりかねないのです。
何についてでもいいのです。
子どもにとって、権威となれる親になってみませんか。
皆さんは、どんな権威=影響力をもちたいですか?
一人の人間として子どもに接していくことは、かえって本物の親の権威を子どもに感じ
させていくのではないでしょうか。
明日は、賞罰を使わずに、一人の人間として子どもに接する方法をお伝えします。
本間 恵