不登校の子のお父さん・お母さんに伝えたいこと ~コミュニケーションを阻むお決まりの12の型~
子どもが不登校になっている、もしくは不登校ぎみになっていると、
「どうしてだろうか」「何かできないか」「このままでいいのだろうか」
と、様々な思いが沸き起こってくると思います。
そんなとき、お子さんにどんな言葉をかけていますか?
例えば、
「どうして、教室に入れないの?」
「先生に何か言われたの?」
「友達と何かあったの?」
「このままだと、勉強が遅れてしまうよ」
「お母さんが一緒に行って、先生に話そうか」
「あなたなら、一度行けば、またもとのようになるよ」
こんな言葉を言いたくなりませんか?
多くの親は、子どものためを思って、質問したり、提案したりするのではないでしょう
か。
しかし、子どもが悩んでいる場合に、先ほどのような言葉をかけると、
子どもは心を閉ざしてしまいかねないのです。
ゴードン博士は、これらの言い方を、「コミュニケーションを阻むお決まりの12の
型」と名付けています。
この12の型で言われた子どもは、
「どうせ自分はだめな人間なんだ」
「この親には、自分の気持ちを言っても、分かってもらえない」
というように、自己否定をしたり、親に不信感をもったりする危険性があると言ってい
るのです。
せっかくの親の愛情が子どもに届かないなんて、本当にもったいないと思います。
では、どんな言葉をかけたらいいのでしょうか。
子どもが困っているときには、子どもが自分で考えていけるように手助けをする聞き方
があります。
それが、「受動的な聞き方」と「能動的な聞き方」というものです。
明日は、二つの聞き方について、お伝えします。